【バスのしごと・しくみ】がわかる絵本3選
バスの仕事や、バスについて学べる絵本を3つ選びました。バスや乗務員さんの仕事を丁寧に描いています。
1. 路線バスしゅっぱつ!
【絵本について】
鎌田 歩(福音館書店)
福音館書店【路線バスしゅっぱつ!】紹介ページ
- 主人公が路線バスに乗る経験をとおして、バスの乗り方や仕組みがよくわかる
- バスの運転手さんの仕事を丁寧に描いた人気の絵本
主人公がバスに乗る経験をとおして、バスのことを詳しく知ることができる絵本です。
「運転台の詳しい説明」「安全の仕組み」「座席見取り図」などが詳しく描かれています。
また、運転手さんの仕事の様子も丁寧に描かれています。作者の鎌田歩氏は、「乗りもの」と「縁の下の力持ち」の仕事を丁寧に描く作家さんです。「路線バスしゅっぱつ!」もバスのことを丁寧に描いた人気絵本です。
【年齢のめやす】読んであげるなら5・6歳頃から / 自分で読むなら小学校低学年ころから
2. バス
【絵本について】
五味零 作 / 市瀬義雄 写真(岩崎書店)
岩崎書店【バス】紹介ページ
- バスの1日の運行の様子がわかる写真絵本
- 実際に街を走る路線バスに密着していて、バスのしごとがイメージしやすい
- 写真が豊富でわかりやすい
「バス」は、路線バスの1日を大きな写真と文章で紹介した絵本です。
車庫での点検にはじまり、運行の様子や、終バスまでの様子を写真でわかりやすく綴っています。
絵本のバスは、東急バスがモデルになっています。絵本後半で、全国のさまざまなバスが紹介されているのも楽しい。
【年齢のめやす】3・4歳ころから
3. まちではたらくくるま
(まえとうしろ どんなくるま?3)
【絵本について】
こわせ もりやす(偕成社)
偕成社【まちではたらくくるま】紹介ページ
- 働く車の「まえ・うしろ・よこ」のフォルムを描いた絵本
- ものの「形」や「空間認識」を知覚できる構成
- 現代的なグラフィックデザインと、あたたかみある光景が特色の人気絵本
「まちではたらくくるま」は、路線バス・収集車・ロードスイーパー・高所作業車など、街で働く7種類の車を「前・後ろ・横」から丁寧に描いた絵本です。
まず、前と後ろからのフォルム。次に横からのフォルムがしっかりと描かれています。横からのページには、車についての説明がわかりやすく載っています。
路線バスでは「お客さんが乗り降りしやすいように、車体を傾ける」「入口にはインターホンがある」ということが絵とともに説明されています。
ほかの車についても描かれています。たとえば、ロードスイーパーのホッパからダンプトラックに載せる迫力あるシーン。それに、最後に登場する高所作業車の仕事シーンは感動的。
現代的なグラフィックデザインと、あたたかみある光景が一緒になったような美しい一冊です。
【年齢のめやす】3歳頃から