【魚の絵本】 食育におすすめの魚絵本 5選
魚の絵本、なかでも「食育」におすすめの絵本を5冊選びました。魚のことを丁寧に描く、良質な絵本がそろっています。
1. イワシ
【絵本について】
大片 忠明・作(福音館書店)
福音館書店【イワシ】紹介ページ
- イワシの生態をとおして、自然の厳しさのなかで生き抜く姿を知る
- 食物連鎖がテーマになっていて、食育につながる
イワシは群れで生きる魚です。それは、厳しい自然や生存競争のなかで、小さな魚が身につけた生き抜くための知恵。そんなイワシの一生を知ることができます。
絵本を読んだあとは、実際にイワシ展示のある水族館に行ってみるのもおすすめです。実際にイワシが群れで泳ぐ様子を見学したのですが、とても迫力があると同時にどこか美しい光景でした。
しらすがおおきくなるとイワシになる、ということにも驚きました。
【年齢のめやす】読んであげるなら4歳頃から / 自分で読むなら小学低学年頃から
2. うおいちば
【絵本について】
安江リエ・文 / 田中清代・絵(福音館書店)
福音館書店【うおいちば】紹介ページ
- 魚市場ではたらく一家の視点をとおして、市場の1日を知ることができる
- 市場をとおして、さまざまな魚のことや、働く人たちのことがわかる
- ゆっくり読みたくなる丁寧な絵と文章
女の子・きよちゃんの家は魚市場で働いています。今日は、朝早く起きて市場を見学する日。市場にはたくさんの魚が並びます。おじいちゃんと一緒に、船着場やセリの様子も見学します。
港の魚市場のはじまりから仕事終わりまでを、ひとつひとつ丁寧に描いた絵本。女の子の目線から描かれ、読み手も市場を見学しているような気分になります。
そして、最後のページがとても美しいです。
【年齢のめやす】読んであげるなら4歳頃から / 自分で読むなら小学低学年頃から
3. おさかないちば
【絵本について】
加藤休ミ・著(講談社)
講談社【おさかないちば】紹介ページ
- こちらも、魚市場の様子がわかる絵本
- たくさんの魚たちが、リアルな迫力で描かれ、実際に魚市場を見学している気分になる
絵本「うおいちば」同様に、魚市場を描いたのが「おさかないちば」です。
こちらの絵本で驚くのが、魚たちが今にも飛び跳ねそうなくらいリアルなこと。わたしは、かつて小さな魚市場を見学したことがありますが、魚たちは、この絵本の光景のように、活き活きと新鮮で活気のある場所でした。
作者の 加藤休ミさんの絵本はクレヨンとクレパスを使っていきいきと描かれています。
4. きりみ
【絵本について】
長嶋 祐成・著(河出書房)
河出書房【きりみ】紹介ページ
- 魚のどの部位がどのような切り身になるかを「前と後」で描く絵本
- 魚が切り身になるまでを丁寧に美しく描いていて、最後に人間がいただくことの意味を考えるきっかけになる
サケ・ウナギ・タチウオ・カレイといった魚介類の、本来の姿と切り身になったの様子を描いた絵本です。
繊細で美しく描かれた切り身を見ていると、魚をいただくことの意味をじっくりと考えるきっかけになりそうな一冊です。
5. おすしのさかな(しぜんにタッチ)
【絵本について(写真絵本)】
川澄健 監修 / 古島万理子ほか 写真 / 中沢正人 イラスト(ひさかたチャイルド)
ひさかたチャイルド【おすしのさかな】紹介ページ
ここは仮の文章を書いています。あいうえおかきくけこ。
- お寿司でおなじみの魚たちが、海から食卓までどのようにやってきたかがわかる
- お寿司になる過程を知ることで、食べ物への感謝や食育への関心が芽生える
「おすしのさかな」は、お寿司でお馴染みの魚介類がどこからやってきて、どのようにさばかれてお寿司になるかを綴った写真絵本です。
マグロ・アジ・サケ・イカ・エビそれぞれが海ですごす様子や、丁寧にさばかれていく様子を写真で順番に見ることができます。
大きな写真とわかりやすい説明が読みやすい絵本。
【年齢のめやす】3・4歳頃から